いい家の条件「健康」

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新築でさらに注文住宅となると、家を建てるにあたって間取りや設備など、さまざまなものについての選択肢がとても広くなります。それらを踏まえ、いい家の条件の中でも欠かせないものは「健康な家」です。これは住む人の身体的健康を保つことが出来、また家そのものが長期にわたり安全に維持されることが出来るような建物的健康の二点を指しています。また、休息の場としての健康な家という観点からすると、「家が健康を損ねる原因とならない住宅」というのが重要なポイントと言えます。
新築・注文住宅におけるいい家とは、以下の三つの環境を整えることです。
・物理的環境
古い時代より日当たり・風通りの良い家が理想的ではありますが、地価の高騰などにより部屋の狭さ・日照条件の悪さ・暖房の不備・トイレ浴室の不備・キッチンの狭さなどが現代の住宅においてあげられる良くない住環境の原因となっています。注文住宅においてこれら物理的要因を念頭に置き作り上げた場合、良い日当たり・風通しの家となると言えます。
・化学的環境
現代における新築時の建材は、ホルムアルデヒドなどの有害化学物質を含んだものが多いです。身体に害を及ぼさないという基準値は設けられてはいますが、それ以下だとしても少量は接着剤などで使用されています。そのため、壁紙などから醸し出され、気密性の良さも拍車をかけて、室内の空気は化学物質により汚れている状態となっています。そのような建材を使用せずに注文住宅を作ることは、健康被害に対してとても大きな外壁となってくれます。
・生物的環境
一言で言うと、湿気などによるダニ・カビなどによるハウスダストの影響です。お互いに共生していくことが基本とはなりますが、過度なハウスダストの発生はアレルギーやアトピー性皮膚炎などの発症の原因となりますので、気密性の良さにより結露を防止しダニ・カビの発生をも防ぐという図式を成り立たせた設計にしましょう。ペアガラスサッシや壁内断熱をしっかり施工し、常時換気設備も整えることが重要です。

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