いい家の条件「資金計画」

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新築で三重の注文住宅を建てようとすると、最も重要になってくるのが資金計画です。間取りやデザインも大事かもしれませんが、先立つものがしっかりとしていなくては、せっかくの新築住宅も、自分はもちろん家族にとっても重荷、足枷になってしまうかもしれません。最悪の場合、途中で手放さざるを得ない事態になることもあるのです。
住宅購入の場合、どんな人でもキャッシュでポンと払えるようなことはまず考えられませんから、ローンを組むことになります。ローンというとそれこそ重荷、足枷と考える人がいますが、決してそのように思い込む必要はありません。ローンを組めるのは自分に信用があるからで、自分に信用があるからこそローンが組めるのだと考えてください。
とはいっても、できるだけ自己資金が多いに越したことはありません。一般的には、20%から25%程度は頭金があることが好ましいとされています。3000万円の注文住宅であれば、最低でも500万円程度、望ましくは700万円から800万円程度の自己資金は欲しいところです。
次に返済計画です。こちらも、ローンの返済に回せるのは年収の25%、多くても30%までにしておくべきです。もし年収500万円ならば、返済は年に100万円までとするべきです。年収に占めるボーナスの比率の大きい人、ボーナスの変動幅の大きい人は、より気をつけたほうが良いでしょう。ボーナスを当てにしていると、会社の業績が悪化した場合などに返済に支障をきたすことになるからです。理想的にはボーナスを計算に入れずに返済計画を組み立てることですが、さすがにそれは厳しいかもしれません。
このあたりまでの目処をつければ、あとは金利と返済期間が分かれば借り入れ可能な金額は自動的に算出できます。そのようなサイトもありますので、シミュレートしてみるのが良いでしょう。
なお、注文住宅を新築する場合、本体費用のほかに諸費用がかかることを忘れてはいけません。

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