平屋住宅と土地探し

日当たりの良い傾斜地の住宅地ならば、新築する一戸建てを平屋住宅にするのも良い方法です。
傾斜地は土地を水平にするために、切り土にしたり、盛り土にしています。土地探しをするときは、切り土なのか盛り土なのかも注意しましょう。
切り土は地盤が強いです。盛り土は地盤が弱いです。傾斜地の住宅地は、切り土か盛り土かのどちらかというよりも、敷地面積の何割かが切り土で、何割かが盛り土というようになっています。盛り土の部分は地盤強化しておくと安心です。
注文住宅で平屋住宅を新築するなら、基礎を施工する前の段階で、土地に地盤強化をしましょう。
敷地の何箇所かに細長い穴を開けて、砕石を詰める方法で地盤強化ができます。細長い穴に砕石を詰めることで、地中に砕石が柱状に整えられるので、地盤は強化されます。
柱状となった砕石のうえにコンクリート基礎を施工して、頑丈な構造体に仕上げれば安心です。地中の砕石には排水性を高める効果もありますので、乾燥しやすい土地に改善されます。地中の湿度調整機能も果たせるようになります。
平屋住宅ならば敷地の表面にも直射日光が当たりやすくなりますので、湿気を抑制できる環境に整えられます。注文住宅は工務店が性能を熟知していますので、傾斜地に平屋住宅を新築する場合のメリットも把握しています。
日当たりの良さを活かした一戸建てを設計してもらい、風通しが良くなるように設計してもらいましょう。傾斜地は雨水の排水も重要ポイントです。
住宅地は行政指導として側溝が整備されている場合が多いのですが、側溝にフタがされていないと溝に雑草が生えやすくなります。工務店と相談して、簡易式でも良いので側溝にフタを設置してもらうと良いでしょう。
雑草が側溝に繁殖するようになると、草刈りをしても追いつかないほど繁殖するようになりかねません。側溝は雨水が集まる場所なので、植物が生育するのに適した環境です。日当たりの良い傾斜地は乾燥しやすい土地ですが、側溝は雑草にとっては繁殖しやすい環境です。
ガレージ用の、自動車の重量に耐えられるフタを側溝に応用しておけば、ガレージの出入り口のフタが破損したときの交換に利用できます。側溝のフタとして日頃は設置しておいて、いざというときはガレージや門扉前のフタと交換できる予備としての機能を持たせられます。
傾斜地の平屋住宅は、注文住宅ならではの敷地内のトータルケアを活用しましょう。建物だけでなく外構も整備しやすく施工するのがポイントです。